2009年01月29日

経済状況の二面性

ソニー、東芝が赤字決算となる見通しを発表した。
これで、トヨタ、ソニー、パナソニック、東芝など、日本の代表的な製造業の輸出企業が赤字となった。

一方、今日の日本経済新聞では、こんなニュースもあった。
「三井物産、純利益が前期比15%減の3500億円前後にとどまる」

同じ海外とやり取りする商社では、規模が縮小しても、黒字である。それも、3000億以上の黒字だ。

当たり前だが、経済には二面性がある。
今回の輸出企業の赤字の裏には、急激な円高があるが、商社などは、輸入も行っているため、円高だと物を安く仕入れられるので、プラスに働く。

すべての企業が不況だという雰囲気があるが、すれは間違っている。

この二面性は、経済状況には限らず、すべてのことに当てはまる。
posted by wph at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月27日

OB訪問では、「逆質問」

最近OB訪問を受けることが多くなってきた。

今日、OB訪問について同期と話をしていたら、
同期が、「相手に質問されたら、自分はどう思う?って聞き返すようにする」と言っていた。

面白い。

もちろん、自分が答えを考えていなくて、
相手に意見を聞いているうちに考えようという魂胆もあるのだろうが、
本当の意味としては、以下の2点ではないか。

1.相手に自分で考えさせる
 ⇒(コンサルタントにとっての重要な仮説を持つ、ということを教える)
2.相手の要望に沿った回答ができる
 ⇒(相手のニーズを把握した上で働きかける)


コンサルタントにOB訪問してきて、ちょっと軽い気持ちで質問をしたら、「君はどう思うの?」と一発。
2年前の自分なら、ちょっとしり込みしてしまうのだが。。。

今度、機会があったら使ってみよう。
posted by wph at 00:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月20日

企業の内部留保

最近、派遣の問題で企業の内部留保という言葉がよく出ているが、
内部留保とキャッシュを勘違いしているのではないかという気がする。

内部留保とは、毎期の繰越利益剰余金のうち、配当等に使わずに会社に残っている財務諸表上の(利益積立金や任意積立金など)のことを指す。
内部留保は、「企業が自由に使える現金」を指すわけではない。

例えば、ソニーの場合、内部留保は、2兆850億円、
現金、預貯金は、1兆1761億円である。
(日刊ゲンダイ2008年12月18日掲載からの引用)

ソニーの2009年3月期の営業利益は、1000億円の赤字であり、
一説には、ソニーは今回の金融危機で4000億円のキャッシュを使用しているという。
加えて、銀行の貸し渋りも厳しい。

このように、ソニーにとっても厳しい資金調達の環境の中、企業の資金繰りは、内部保留の数字が示すように豊かではない。

また前回の話に戻るのだが、
企業が持つそれほど多くはないキャッシュを、
将来の成長(長期的に見た雇用の増加に繋がる)に向けた投資に使用するのか、それとも、一時の感情論のための雇用確保に使用するのか。

企業の経営者がどちらの判断を下すかは、明白であると考えられる。
posted by wph at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月13日

派遣社員の雇用契約延長なしは、企業にとって妥当な判断

年末からマスコミを騒がせている「派遣村」。
そこですごく引っかかるのは、「企業が派遣社員を解雇するのはおかしい」という批判。

確かに、感情論としては、
もともと派遣社員や期間契約社員の方々の所得は正社員に比べて低く、
解雇というのは、派遣社員の方々にとって生活に直結する厳しいことになることは理解できます。
しかし、だからといって、派遣社員の解雇はおかしい、とするのは短絡的すぎます。

企業の側から見てみましょう。
アメリカを中心に世界でモノが以前よりも売れなくなっています。
モノが売れなくなるので、作る製品も減らす必要があります。
そのため、原料のコストや生産ラインの従業員は、需要の減少前ほど必要にはなりません。

それでも生産ラインに勤めている派遣社員を雇っているのならば、
言葉はきついようですが、
企業としては、何もやることのない従業員を、給料を支払って養っている状況になります。

それが、例えば、
時給1000円の派遣社員200人だったとしましょう。
その派遣社員が、月200時間働いていて、
企業は従業員を雇用するのに時給の2倍のコストを払っているとすると、

・派遣社員200人の年間コストは一人当たり、
時給1000円 × 200(時間) × 2(倍)× 12(ヶ月)= 480万円

・200人では、
480万円 × 200人 =9億8000万円


企業は、10億円近くが丸々コストになってしまうのです。

先日のTV番組で、日産のカルロス・ゴーンCEOも言っていましたが、
この不況が一時的なものであれば、企業はガマンできます。

しかし、今回の不況は、一時的な不況ではなく、
金融のカラクリを用いた米国の大量消費&強いドルという一つの消費構造が終わって、新たな構造に移るステップでもあるので、
(加えて円高・金融危機も)
楽観的に見ても2009年一杯はかかるのが大方の見込みです。

企業の経営者としては、派遣社員の契約不延長は合理的な判断だと思います。

それでも派遣社員・契約期間社員を解雇してはならない、
となれば、企業は工場を外国に移転し、結果として日本での雇用はさらに減少するでしょう。

posted by wph at 10:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題のニュース

2009年01月06日

【環境】2009年1月5日 日本経済新聞

2009年1月5日 日本経済新聞 社説のまとめ

オバマ政権の「グリーンニューディール政策」を筆頭に、
アメリカやEUなどの各国政府は、世界に広がる金融危機をテコに、
環境・エネルギーへの重点投資へと舵を切っている。

 ・グリーンニューディール政策
国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長が訴えていた標語であり、
アメリカのルーズベルト大統領の「ニューディール政策」になぞらえている。
  オバマ政権は、環境・エネルギー分野への投資により、500万人の雇用を創出する計画を立てている
   特に、太陽光発電、バイオマス発電などのエネルギー分野から重点的に投資を行う。
その原資としては、オークション方式による排出権を当てにしているようである。

「環境立国」をうたっていた日本は、
最初の勢いは良かったが、
再生可能エネルギー、排出権取引などにおいても具体的で実効性のある行動や政策に乏しく、
今や先進国で最も環境対策の足を引っ張る国とも言われている。

■排出権取引
日本の排出権取引は、義務も罰則もない状況下で行っているため、活発化はしないと考えられている。
・日本は、キャップ&トレード方式の導入に反対しており、企業ごとに明確な排出義務は課さない
・環境税・炭素税の議論がないため、企業に排出量削減の目標未達の罰則もない

一方、アメリカのオバマ政権は、大統領選当時から、
・排出権の無料配布は行わない、全て有償のオークション方式による
・環境税、炭素税の導入を検討する
と述べている。


■太陽光発電
日本は、太陽光発電の総量で世界トップを走っていたが、
2005年に太陽光発電への政府の補助金を打ち切ったため、導入が減少した。
シャープなどの日本企業は世界で大きなシェアを持っているが、
需要がなければ製品の成長も遅くなりやすいので、ドイツ・中国のメーカーにシェアを奪われ始めているのが現状である

一方のドイツは、2005年の自然エネルギー法によって、
20年間、太陽光発電による発電を固定価格で政府が買い取るようにしたため、
投資リスクを軽減し、太陽光発電で世界トップとなるまでに、太陽光発電が普及している。



そんな中、政府は、「日本版 緑のニューディール政策」を策定する方針を示した。
2015年までに環境ビジネス市場を06年の約1.4倍となる100兆円規模にし、雇用も80万人増の220万人の確保を目指す。

アメリカやドイツで次々と具体的な施策の先行例が出ている今、
日本がどこまで、踏み込んだ具体的な施策を出すのか期待したいところである。

posted by wph at 14:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 環境

2009年01月01日

【読書】人は仕事で磨かれる

偶然ブックオフで出会った一冊。
経営者を目指す人は、ぜひ読んでおくと良いのでは。




■評価: ☆☆☆☆
間違いなく、この時代の名経営者の一人である『丹羽宇一郎』
丹羽氏が経営者に至るまでの道筋と、伊藤忠の経営者としてどのように考えて経営者としての決断を下したかを読みやすいタッチで書かれている。

一見破天荒だとも思われるその経営手腕は、幼少からの読書習慣と、正義感、そして行動力から生まれている。
人間の能力は皆ほとんど同じだと説いており、当たり前だと感じられる人間性を磨くことが、ビジネスマンにとって必要であることを感じる。

読後は、「よし、自分も思い切ってやってやるぞ」というスッキリした気分になる。

■キーメッセージ
・「クリーン、オネスト、ビューティフル」
汚いこと・法律違反をしない、有言実行で嘘をつかない、品位を保つ。

・「自分の価値観がしっかりしていれば自律自制の精神も自ずと働いてきます。厳しい局面に遭遇しても軸がぶれないから適切な判断を下せます。社会生活における行動規範というものは常識的なものばかりです。しかし常識というものは相当勉強しないとそれを維持していくことはできません」

・経営者であるとしても、毎日専用車で出勤をしていたら、社員の視点に立てなくなり、さらに、自分の悪い欲が出てしまう。任期の6年が終わったら小父さんになるのだから、社長になっても満員電車での通勤をする

・「企業にとって重要なのは、儒教の言う『仁、義、礼、智、信』だえあり、その中でも、一番大きなものは『信』なのです。」

・「読書は想像力を育む」
特に、考えて読む読書が今の若い人には足りない

・「声なきは、会社に対する反逆である」
会社に対する不満を面と向かって言わず、裏でこそこそ話すことは、会社に対する反逆である。感じることがあったら、はっきり声を出して言うべきである

・「涙が出るくらいの感動・感激がある仕事をしろ」
若い人には、もっと自分から行動を起こして欲しい。
posted by wph at 18:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2009年

新年、あけましておめでとうございます。

思い起こせば、去年は、卒論、アメリカでのホームステイ、新人研修、OJTと様々なことがありました。
去年の1月1日から始めた自分自身のコミュニケーション改革も、たくさんの本を読んだり、人と接したり、自分で日々意識することで、最近は徐々にコミュニケーションの方法や考え方が変わりつつあります。
今年は、より一層自分の心の奥にある内面を知り、自分自身の目指す姿へとコントロールできるようになりたいと思います。

また、今年は、社会人としての自分の人生設計の1年目です。
早くも、予定した計画通りに事が進みそうなので、
計画をさらにブラシュアップし、自分自身に対してきちんとコミットメントしながら目標を実現していきたいです。

さらに社会という広い視点で考えますと、去年の終わりにかけて、世の中での『希望』が失われたように思います。
サブプライムローンが発端となった景気悪化により、日本でも多くの人が後ろ向きになりつつあります。コンサルティング業界にも、重たい雰囲気が充満しています。

こういう暗い時代にこそ、一番大切なのは『希望』だと思います。
個人的には、こんな時こそ力をため、近いうちに爆発させるような、希望を持ち、勉強をしています。
また、より多くの人々に希望が与えられる、そんな一年になってほしいです。
posted by wph at 18:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

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